こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
本記事はタイトルの通り、
「同じ文章でも強調する単語の違いでどのように意味が変わるのか?」
というテーマでお送りします。
私はUC Davis(カリフォルニア大学デービス校 / アメリカ)に短期で語学留学し、
日本に加え現地でも英語を学んできました。
そのDavisの授業で「Pronounication and Listening」
という科目があり、英語の発音やリスニング力を鍛えるコマがあったのですが、
その科目で本日のタイトルにある
「同じ文章でも強調する単語の違いで意味が変わる」
という話があり、結構面白い内容だと思ったので、今回記事にしました。
尚、デービス滞在時の授業の様子や日々の過ごし方は別の記事でまとめました。
記事下のリンクを載せましたので、
興味のある方は是非そちらもご覧いただけると嬉しいです!
それでは本題に入ります。
強調する単語の違いでどのように意味が変わるのか?
早速ですが、例文を使って話していきます。
I said she might consider new haircut.
意味(日本語訳):彼女が新しいヘアカットを検討するかもしれないと私は言った
上の文を単語で分けると、7つの単語がありますが、
どの単語を強調するかで同じ表現でも伝えたい意味が変わってきます。
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1つ目の「I」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
「I」=私を強調する場合、
「これは私のアイディアです」ということを強調しています。
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2つ目の「Said」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
2つ目の「said」を強調する場合、文字通り「言った」という表現を強調するので、
「あなた私のことわかってる!?」
という意味を含んで話しています。
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3つ目の「She」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
3つ目の「she」を強調する場合、
「他の誰でもない彼女です」というところに伝えたいポイントがあります。
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4つ目の「might」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
4つ目の「might」を強調する場合、
「これはあくまでも可能性の話です」という可能性の話を伝えたいということになります。
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5つ目の「consider」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
5つ目の「consider」を強調する場合、
「これは良い考えだから彼女は考えるべきだ」ってことを意思表示したいということになります。
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6つ目の「new」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
6つ目の「new」を強調する場合、
「単なるヘアカットではない」と言う事を伝えたいということになります。
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7つ目の「haircut」を強調するケース
I said she might consider new haircut.
そして最後7つ目の「haircut」を強調する場合、
「他の何物でもないヘアカットだ」というメッセージを伝えたいということになります。
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強調する単語の違いで印象はガラリと変わる
今までみてきましたが、
強調する単語を変えることで、同じ表現でも言いたいことや伝えたいことが変わる
ということがよく分かる内容だったかと思います。
上記は英語に限った話ではなく、日本語でも同じことは発生しますね。
逆にいうと、同じ文章や表現でも強調の仕方でいくつもの解釈の仕方がある
ということで言葉の奥深さや難しさの一つが強調表現ではないかと感じる次第です。
まとめ
今回はUC Davisの「Pronounication and Listening」の授業で学んだ
「同じ文章でも強調する単語の違いでどのように意味が変わるのか?」
という小ネタをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
文字のみですと、なかなか分かりにくいですが、
強調表現の使い方の違いで
話し手が何を伝えたいのか?
受け取り手がどのように言葉を解釈するのか?
変わってきます。
かなりテクニックな部分ですが、強調表現を意識することで
物事が伝わりやすく、聞きやすくなるかなと思いますので、
是非意識してみてはいかがでしょうか。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!
〇Davis(デービス)の平日の過ごし方:語学留学の時の1日の流れを記事にしました
〇英語の授業で生き残るための心得:本日の記事と同じく、UC Davisの英語の授業で学んだ、英語に関する考え方を紹介しています